体表がぬめぬめした『ババガレイ』

  • 2020.03.03 Tuesday
  • 14:52

 ババガレイが一般的な呼び名ではありますが、ナメタガレイやアブクガレイ等と呼んでいる地方もあります。佐渡ではヤマブシと呼んでいます。

 

 体表は粘液が極めて多いため、摘み上げると牛のよだれのような粘液が長く尾を引いて、手に粘りついて人によって少々気味悪く感じる人もいるでしょう。
 

 体は長楕円形で尾柄が極めて短く、口は著しく小さいです。唇は分厚くて、歯は門歯状に中広くなっており、上下両顎とも無眼側に各1列しかありません。また、円筒系で伸びるようになっている口は、ゴカイやクモヒトデなど砂泥に潜む小動物をほじくり出すときに役立ちます。

 

 体色は有眼側が暗褐色で、輪郭の不明瞭な斑紋がありますが、千差万別で底質や模様に合わせて変化します。無眼側は白色です。鱗は小さくて皮下に埋没しています。

 

 主に北海道太平洋岸、三陸海岸に分布していて、水深50〜450mの砂泥底に生息し、余り大きな移動はしないです。産卵期は3〜4月になります。
 

 東北地方では、カレイ類中最高級品として賞味されています。
 

 調理方法は、煮付けて食べるのが一般的で、小さい物はフライやから揚げにします。高級なちくわの原料にも用いられています。