愛嬌のある猛毒魚「ゴンズイ」

  • 2019.07.31 Wednesday
  • 13:03

 暖海系の海産ナマズで、本州の太平洋側で千葉県より南に、日本海側では佐渡より南に分布し、朝鮮半島、中国大陸、インド洋、さらに紅海にまで広く分布しています。

 

 体は細長く頭は押しつぶされたようになっていますが、尾の方は左右に平らな形状をしています。また、口先は丸く、口ひげは四対あり触角をつかさどっています。

 

 胸鰭や背鰭の一番目の棘に毒があり、刺されると激痛に襲われます。また、死んでいても棘に毒は残っていますので、見かけても触れないようにした方が良いでしょう。万が一刺されてしまったら棘を抜き、傷口から毒を吸い出し、40〜45℃程度のお湯で患部を温めることによって痛みを少し和らげることが出来ます。海で刺されたら自販機のホット飲料を患部に当てて応急処置を行うことも可能です。

 

 体色は黒褐色で腹側は淡黄色となっています。体の脇にある2本の黄色い線が特徴的で、体長は10〜20冂まで成長します。

 

 夜行性で沿岸の岩場や防波堤付近に棲み、捕らえられると「グウグウ」と音を立てます。

 

 幼魚の時にフェロモンの作用で群れを作り、その団子状の群れは「ゴンズイ玉」と呼ばれています。

 

 産卵期は6〜8月で、浅いくぼみに産み、親が保護します。

 

 毒があるからといって食べられないわけではなく、毒棘を取り除き、ヌメリを取り、みそ汁や天ぷら、蒲焼きにすると美味しくいただけます。